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東日本大震災と結婚式産業 [ブライダル業界]

2011年3月11日に宮城県や福島県の太平洋側を襲った、観測史上最大の地震、東日本大震災。この大きな地震を契機に、人々の、人と人とのつながり方や家族に関する考え方に、変化が出てきました。多くの人が、一人では生きていけないと痛感したとか。そのせいか、震災以降の婚約数は増加傾向にあり、結婚情報紹介サービスの登録件数や、サービスを通じた成婚件数は急増しています。

また、震災直後に家族と連絡がつかないことが人々の混乱を招いたため、生活スタイルも変わってきているようです。小さな子供を持つ母親であれば、なるべく子供の学校の近くの職場を探すことも多いとか。また、近年進んでいた核家族化に逆行して、お年寄り夫婦の近くに住まいを探す、あるいは2世帯住宅に引っ越すという家族も増えてきています。みな一様に、人の温もりを求めた結果といえるでしょう。

話を結婚に戻すと、ブライダルの需要は増加傾向にあるものの、結婚式の自粛ムードはまだ続いているようです。結婚はするけれども、あまり派手に騒ぐのも不謹慎なのではないかと思っているご夫婦が多いようです。私の会社にも一時期は予約のキャンセルを告げる連絡が続きました。

このように、ブライダル産業の景気の良し悪しは、時代の流れや景気の動向に密接に関わっています。今後景気が上向いてくれることを期待したいです。
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